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ふれあい下水管に行ってきた

マンホール蓋の下はどうなってんでしょう?
ちょっと気になるな?と思っていましたら、東京都に下水道管を見学できる施設が有りました!
早速予約をと思ってWEBを検索したら、その必要がない!料金も無料!ただ!
ひょっとしたらとっても安っぽい施設かも?、心配しながらiPhoneに「東京都小平市上水本町1-25-31」と入力しGPSに案内させながら到着です!。 いがい!外観はとってもモダンなデザインの建物です。

謎のモニュメント
建物の正面の広場には石で作られた不思議なモニュメントが設置されてあります。
でっかい浄水器のイメージですかね、台座の石に説明が書いてありますよ。
「小平市の公共下水道は昭和45年度に着工し幾多の難工事に遭遇したが、多くの工事関係者の懸命な努力により平成2年度についに完成した。ここに工事関係者に感謝し、工事中に不慮の事故により亡くなられた方々のご冥福を祈り、永く後世に伝える記念碑とする」命をかけての建設と書いてあります。
ただことではないモニュメントのようです。
ここの「ふれあい下水管」は汚水整備が完了(平成2年度末)した時に、下水道をみんなに正しく使ってもらうために、下水道に関する資料を専門に展示しているところなんだそうです。
では中早速中にに入ってみます。

テーマごとに設定された階段
この「ふれあい下水道館」の構成がパンフレットに書いてあります。 地下5階、地上2階建てになっています。
各階がテーマに合わせた設定になっています。
1Fはエントランスホールになっていて、テーマは「水の風景」です。
階段の柱には1F?地下5Fまでの深さが分かるように標高とメートルの数字が表示されています。 地下5Fの深さは?21Mになっています。
地下1Fは講座室になっていて、清流から下水に住んでいる微生物の展示をしていて、電子顕微鏡で微生物を見ることができます。分かりやすくていいアイデアですね。

地下2Fのテーマは「暮らしと下水道」です。
部屋に入ると目の前にちょとビックルするリアルなモデルが飛び込んできます。
一番上には子供がお風呂で遊んでいる。左にはお父さんが新聞読みながらトイレ。その下には巨大な蛇口になっていて、それらから排水されているといったモデルです。
なるほど!こうやって下水が出来上がってくわけですね。
この階ではリアルな模型や、立体映像をつかって下水や、雨水の流れをとっても分かりやすく説明してくれています。
地下3Fのテーマは「小平の水環境」です。江戸時代の人々の生活で使われる水の流れを説明しています。
平安時代のトイレで実際に使われていた用品(トイレットペーパーの代わりの木べら)の展示もありました。
地下4Fのテーマは「特別展示室」になっていて、江戸時代から明治時代の下水道を様々な資料で展示されています。

下水道への入り口
地下5Fのテーマは「ふれあい体験室」となっています。
この階の入り口は特別な「防臭扉」になっているのです。
下水の匂いが館内に広がらないようです。扉を開けるのにドキドキです。
扉を開けた部屋は意外とまだ匂いがしません・・。タイル張りで清潔で明るい感じですね。

この部屋は、下水道で実際に使われている管やマンホールを実物展示しています。
いろんなサイズの下水管があって、使う場所によって管の材料も変わってくるようです。
なかでもマンホールのカットモデルは興味津々!、へ?こうなっているんだと改めて感心です。
そして一番奥にある扉が体験コーナーへの入り口の階段となっています。

非公開時は2重扉で厳重に空気を遮断しています。
まるで潜水艦にでもいるような作りになっています
(ゾンビを閉じ込めてあるような雰囲気)

下水管に到着です!
匂いがすごい・・キツイ匂いで、洗剤の匂いシャンプーの匂いドブ川、トイレの匂い。
息が苦しく10秒とここに居られない、目も痛い。
そんな状態でiPhoneのパノラマで撮影と・・苦戦しながら、右から左に流れる下水管を撮影しました。
下水管がなくなれば、この汚水何処に行くんでしょう?

帰りぎわにもう一度反対方向に撮影してみました
天井からぶら下がっている銀色の半球は監視カメラです。
しかし、下水管の中を人が歩いてチェックしたり清掃したりするなんてとっても大変です。
人が集まって仕事、生活するということは排泄がありそれを自然界にどうやって戻すのかって?
江戸時代から下水道のシステムを考え、今日まで育ててきた人間って凄いな?と思わず考えてしまいました
下水管のシステムを作ってくれた人に感謝でした!